今回はDay0のカラーゴールドを中心に金合金の話をしたいと思います。
日本の結婚指輪ではプラチナを選ぶ方が大半ですが、海外ではゴールドの指輪が主流です。
プラチナとは違い金はカラーバリエーションも豊富なので、様々なファッションアイテムとしても、結婚指輪としてもあなただけの特別なカラーを選ぶことができます。
金の歴史と希少性
金は古くは紀元前より価値のある金属として装飾品や貨幣に利用されていました。
酸やアルカリにも強く腐食せず電気伝導率の良さや加工性に優れ、何千年も経過した現代においてもその希少性は変わらずにいます。
これまでに採掘された量は約18万tに及びますが地球上には残り5万t程度しかないと推測され、現在の採掘ペースだと10年後には枯渇する説もあり、価格高騰の理由にも納得できる希少性です。
<金の純度>
そのような希少な金属である金ですが、純金では柔らかすぎて耐久性に劣ってしまうなどの理由から純金で出回ることは稀で、ほとんどの場合は他の金属を混ぜてから加工されます。
24分率で純度を表す金は、24Kを純金とし、18Kでは18/24で75%、10Kでは10/24の約42%という具合に、純度を下げて加工しやすく耐久性を持たせるのです。
<金合金>
主な混ぜ物は銀・銅・パラジウムなどが一般的です。
銀を主体に混ぜていけば黄金色は薄くなり、黄緑色のグリーンゴールドや薄い黄色のイエローゴールドに、 銅を主体に混ぜていけば赤みを持つレッドゴールドやピングゴールドに、 パラジウムを主体とすると白味が増し、ホワイトゴールドになります。
その他の金属も使用し配合を変えることで、まるで絵の具のように新たな色を作れるのです。
Day 0で扱うカラーゴールド
Day0では金の純度を18Kに据え置いたまま8種類ものカラーゴールドを用意しました。 好みの2色を繋げるMultipleシリーズや、フルオーダーになる木目金で何層にもカラーゴールドを重ねることも可能です。 あなただけの特別なカラーを身につけてはいかがでしょうか。
公式LINEアカウントでは、カラーゴールドを始めとした商品に関するご相談や、サイズや刻印などの細かなご要望などについてお気軽にお問い合わせ頂くことができます。
筆者プロフィール
丸藤 皓平
東京藝術大学工芸家鍛金専攻修士課程修了 Day0ディレクター兼制作者 工芸やアート作品を制作発表する傍ら、東京で彫金・鍛金技法を教える講師として活動。 5000本以上の指輪のプロデュースをした経験から2022年よりジュエリーブランド《Day 0》を立ち上げる。